遺品の銀貨は東京五輪100円銀貨?判別方法と見極め方

遺品整理や実家の片付けで、銀色の「100円」硬貨が出てくることがあります。
「TOKYO 1964」「昭和39年」の文字が見えると、思わず手が止まるでしょう。
ただし銀色であることや「100円」の表示だけでは、東京五輪100円銀貨と断定できません。
大切なのは、表面・裏面・年号・縁までを一つずつ確認することです。
以下では、初心者の方でも自宅で確認しやすい3つのポイントを解説します。
遺品の銀貨を見極める3つの確認ポイント
東京五輪100円銀貨かどうかは、一箇所だけを見て判断するものではありません。
表面・裏面・年号という3つの要素がすべて整合しているかを、順番に確認していく必要があります。
ここからは、それぞれの見方を詳しくご紹介します。
①表面は聖火台と五輪マークを確認
表面で最初に見るべきは、オリンピックを象徴する図柄です。
黒ずみや摩耗があっても、いきなり磨いてはいけません。
まずは真上からスマートフォンで撮影し、拡大してみましょう。
表面を確認するときは、五輪マークの形、聖火台の輪郭、周囲の文字、図柄と文字の位置関係という4点を意識してください。
汚れで見えにくい場合は、光を斜めから当てて撮影すると凹凸が確認しやすくなります。
一部分だけでなく、貨幣全体が写った写真を残しておくと、後で見比べる際に役立つでしょう。
鑑定士の目🔍
遺品には東京五輪100円銀貨だけでなく、通常の古い100円貨や別の記念貨幣が混ざっていることも珍しくありません。缶や袋にまとめて入っている場合ほど、「全部同じ種類」と決めつけず、1枚ずつ表面の図柄を見比べることが判別の第一歩です。
②裏面は「100」と昭和39年の年号をチェック
裏面では、太陽に重ねて大きく示された「100」の額面と、「TOKYO 1964」「昭和39年」の文字が確認ポイントになります。
1964年の東京オリンピックは昭和39年にあたるため、この年号が読み取れるかが重要な手がかりです。
ただし「100」と「昭和39年」が見えるという一点だけで、本物と判断するのは避けましょう。
年号全体が自然に読めるか、周囲の文字との配置に不自然さがないか、表裏の図柄が対応しているかまで、あわせて確認する必要があります。
摩耗して文字が薄い場合でも、針でなぞったり汚れを削ったりする行為は絶対に避けてください。
一度失われた表面の状態は、元に戻すことができません。
鑑定士の目🔍
「100」の数字だけを拡大した写真では、貨幣全体の特徴を比較できません。年号と「TOKYO 1964」の文字、反対面の図柄まで含めてワンセットで確認することが、プロの見方に近づく第一歩です。
③磨かず縁・側面まで確認してから相談を
見落とされがちなのが、縁や側面の状態です。
机に置いたままでは側面が見えないため、横向きの写真も撮影しておきましょう。
不自然な削れや大きな傷、変形、加工されたような痕跡がないかを確認します。
「銀貨ならきれいにしたほうが価値が上がるのでは」と考える方もいますが、自己判断での研磨や洗浄はおすすめできません。
金属磨きや歯磨き粉、薬品、超音波洗浄などはすべて表面状態を変化させるおそれがあるためです。
汚れていても、まずは見つかった状態のまま保管することを優先してください。
鑑定士の目🔍
ネット上の見本画像と色味が違うからといって、それだけで偽物とは限りません。遺品の貨幣は長期保管による変色や摩耗で印象が変わっていることもあり、複数の特徴が一致しているかどうかで判断する必要があります。
遺品で見つかったときは周囲の品も一緒に残す
東京五輪100円銀貨らしい硬貨が見つかった場合、硬貨だけを取り出してほかの物を捨ててしまう前に、発見時の状況も確認しておきましょう。
古い財布や封筒、ケース、台紙、包み紙、所有者が残したメモなどが一緒にある場合は、できるだけそのまま残しておくことをおすすめします。
こうした付属品だけで貨幣の種類や価値が決まるわけではありませんが、どのような状態で保管されていたのかを確認する手がかりになる場合があります。
また、同じ箱から複数の硬貨が出てきたときは、東京五輪100円銀貨らしい1枚だけを抜き出すのではなく、まず全体を並べた写真も撮影しておくとよいでしょう。
通常の100円貨、別の記念貨幣、外国貨幣、メダルなどが混在していることもあり、初心者には一見しただけでは区別しにくい場合があります。
鑑定士の目🔍
遺品の確認では「硬貨そのもの」と「どこから、何と一緒に出てきたか」の両方を記録しておくことが大切です。箱やケースに価値があると決めつける必要はありませんが、処分してしまえば後から発見時の状態を確認できません。まずは全景を1枚撮影し、その後に硬貨の表裏を個別に撮ると情報を整理しやすくなります。
相談前に撮っておきたい写真
専門家へ相談するときは、スマートフォンでも構わないので、判別に必要な部分がわかる写真を残しておきましょう。
基本となるのは、表面全体、裏面全体、年号や文字の拡大、縁・側面の写真です。
さらにケースや包み紙が残っている場合は、それらを含めた全景も撮っておくと、保管状況を伝えやすくなります。
写真を撮るために硬貨を磨く必要はありません。
真正面からの光で文字が見えにくい場合は、硬貨を加工するのではなく、光の方向や撮影角度を変えてください。
特に摩耗した年号や図柄は、斜めから光を当てることで凹凸が見えやすくなることがあります。
鑑定士の目🔍
相談用の写真では「きれいに撮ること」より「確認したい場所が写っていること」が重要です。表裏の全体写真に加え、年号、図柄、縁・側面が確認できれば、口頭だけで説明するよりも特徴を共有しやすくなります。
自分で判断して損をする前に、1枚からでもご相談ください
ここまでの3つのポイントを確認しても、「本当に東京五輪100円銀貨なのか」を自分だけで確定するのは簡単ではないでしょう。
年号が摩耗していたり、汚れで文字が読みにくかったりする場合もあります。
「100円と書いてあるから価値はないだろう」と処分してしまったり、逆に「記念銀貨だから高額に違いない」と思い込んだりすると、本来の価値を見誤る可能性があります。
いったん磨いたり削ったりしてしまうと、元の状態には戻せません。
だるま3では、種類が分からない段階、1枚だけしかない段階からでも、無料の電話相談をご利用いただけます。
売却するかどうかを決めてから相談する必要はありません。
匿名でのご相談も可能ですので、住所や氏名を伝えることに不安を感じる方でもお問い合わせいただけます。
捨ててしまう前に、まずは手元の銀貨の特徴だけでもお聞かせください。






































